イタリア ローマ帝国の誕生と死(前編) ローマ帝国が後世のヨーロッパの文化を形成するに与えた影響の大きさは、今さら説明の必要はない。私は、この記事では、ローマがどのようにして生まれ、物語し、死んだ。という事実を淡々と書くことにする。 ロムルスとレムス ROM... 2021.12.30 イタリア法律
交通 中世における交通インフラ(水路編) 以前の記事にも書いたが、中世の道路事情は現代とまるで比較にならないほど酷かったので、流通は陸路よりかは、河川や海上からの方がずっと効率性が良かったのである。中世末には一度に500トンも運べる大型船もあったという。 Houlque (... 2021.12.22 交通
宗教 中世の聖職者 中世ヨーロッパの聖職者とは何者なのかと尋ねられたら、日本風に言えば端的にお寺の坊さんというのがふさわしい。ただ昔は聖職者が、教会が生活の中心である時代であったため、ただ単に葬式でお経を唱える、といった程度で仕事が収まらないのが中世の坊主な... 2021.12.21 宗教農村生活都市生活
法律 中世の法(農村編) 中世の法について書く。最初に、法には二つの種類があることを言わねばならない。 『属領主義』と『属地主義』 ひとつは『属領主義』。これは、その土地で犯罪を犯した者に適用される基準である。例えば、日本とアメリカでは法律が違う。アメ... 2021.12.17 法律農村生活
税 中世の税 中世の税金についてこれから書くが、中世では都市民(自由民)と農民(農奴)では、天と地くらいに税の重さが違っていた点をふまえ、都民の場合と農民とで見出しを分けておくとする。それだけ、農奴が言葉通りに奴隷だったということを知らしめるためだ。 ... 2021.12.16 税農村生活都市生活
経済 中世の金融 中世初期の時代においては、貨幣経済はまだ初期の段階にあった。貨幣=お金というのは、率直な言い方で表すなら信用創造である。そのコインまたは紙っペらがあれば、より高品質でより多くのモノ・サービスを受け取ることができるのが、お金の実体なのであ... 2021.12.13 経済金融
経済 中世の市場 市場(バザー)の開催はいつでも心躍るもので、それは現代においても中世の昔においても変わることはない。中世の市場でも、色とりどりの露天で食べ物を買い食いして回り、おしゃれなアクセサリーや服に手を取る喜び、旅芸人一座の演物、お祭りをみんなで思... 2021.12.10 経済都市生活
衣服 中世都民のファッションセンス 現代ヨーロッパ人の服装は渋谷・原宿を歩く日本人に比べれば、けっこう普通、悪く言えば地味な装いが多いらしい。ところが、中世後期まで遡ると欧州都民のファッションはなかなかに派手だったのだ。 19th century watercolor... 2021.12.08 衣服都市生活
都市生活 中世の台所 中世には当然ガスコンロのようなものはなかったので、田舎や庶民宅であれば、囲炉裏や暖炉の火を使って食べ物を加熱したのだ。部屋数も多いわけではないので、彼らの体臭は常にごはんのにおいと共にあっただろう。 File:Medieval ki... 2021.12.07 都市生活
交通 中世における交通インフラ(陸路編) 現代であれば道路はアスファルトにしっかり塗り固められ、車も自転車もすいすいと移動することが出来るが(地方は劣化が舗装されずにそのままになっている所が多いけど)中世の時代には当然そんな立派な道はない。 とはいえ、まったくの道路未整備だ... 2021.12.04 交通